
『御膳味噌』の由来
江戸時代の阿波の主な産業のひとつに藍がありました。
天正13年(1585年)、阿波国(現在の徳島県)の初代藩主となった蜂須賀家政公が藍の栽培を奨励したのが始まりといわれています。この藍栽培の間作としてつくられたのが「阿波目白大豆」です。「阿波目白大豆」は藍作の余肥に浴し、良質で粒も大きく味噌づくりに最適だったのです。独自の製法によってつくられた味噌は、香り・風味ともすばらしく蜂須賀候の御膳にも供されました。また蜂須賀公自ら味噌食を勧めたことから「御膳味噌」の名がついたといわれています。
